企業ロゴデザイン変更の参考に!ロゴの移り変わりと変化の傾向について
2022/12/8 2022/12/9 デザイン
はじめに
企業ロゴやブランドロゴ、店舗のロゴ等、世の中には様々なロゴがありますが、時代の流れとともにデザインの傾向に変化がみられるのはご存じでしょうか?
本記事では、海外大手のロゴマークや日本国内のロゴマークの変化を比較し、ロゴの変化の傾向をご紹介したいと思います。
比較自体は見て納得いただけると思いますので先に結論から記載しますが、一言で表現すると「時代は進んでもロゴはどんどんとシンプルになっている」という傾向となっています。
背景としてはモバイルデバイスやコンテンツの進化により、小さくても明確に表現できるものが好まれるようになった。
よりシンプルで洗練されたロゴにすることで誰にでも伝わる形、また、コンテンツと合わせた際の汎用性の高さも重視されるようになった。というのが大きいと思います。
デザイン面でのわかりやすい変化では以下のような傾向となります
- 3Dっぽい立体的なデザイン→平面的なフラットなデザイン
- 複数色の配色→単色または2~3色のデザイン
自社のロゴの変更を検討している方やロゴに興味がある方には楽しんで見ていただける内容となっておりますので、ぜひご覧いただければと存じます。
世界的なブランド・メーカーのロゴの移り変わり
マクドナルド
創業年数がとても長いので当然かもしれませんが、上記以外にも何度も変わっています。
2003年以降は影や縁取りがなくフラットな状態となっています。
Amazon
95年のロゴは見覚えがある方はいらっしゃるのでしょうか?いまとは全然違いますね。
こちらも徐々にシンプルになっている印象です。
コカ・コーラ
上記に記載していない80年代や90年代のコカ・コーラのロゴは全くと言ってもいいほど印象が違うのですが、こちらは少し珍しいパターンで、87年に変更されたデザインが2004年に一つ前のロゴに戻ったようです。こういったパターンもあるのですね。コカ・コーラほどの認知度を持つブランドであれば、戻したことによって懐かしい、やっぱりこれといった感覚を与えることさえできそうですよね。
BMW
大手車メーカーのBMWのロゴです。70年代は今と比べかなり明るい印象のイメージですが、90年代で立体感のあるリッチな印象に。現在は驚くほどシンプルになっています。
FedEx(フェデックス)
世界を結ぶ配送サービスを提供しているFedExのロゴです。
こちらも変化と共に洗練されていっている印象ですね。
現在のロゴはExの間に➡マークが隠されているといった遊び心とメッセージ性が満点でとても有名ですよね。
SHELL(シェル)
1948年、リアルですね(笑)。ただ、もっと前はさらにリアルな貝のロゴが使われていたようです。気になる方は本記事の最後の参照元をチェックしてみてください。
Apple
言わずと知れた大企業、Appleのロゴです。初期はもう絵画のように細かいタッチですね。
アップルのロゴは今でこそとてもシンプルですが、込められた意味合いがかっこいいんですよね。
神話でアダムとイブが噛んだリンゴを表していて、噛んだ跡は知識を表現しています。
よって、Apple製品を使えば他では得ることのできない体験や発見ができるよといった意味が込められているそうです。
MicroSoft Word
Wordのロゴで一番馴染みがあるのはどれですか?といった質問をすれば、ある程度その方の年代がわかるかもしれません。そのくらい定期的に頻繁にロゴのアップデートを行っているのがマイクロソフトのワードです。遅くても4~5年ペースでは更新されているようです。
少し面白いのが、93年にフラットになったデザインから2018年にグラデーションやシャドウを再度取り入れているので、多くのデザインと比較すれば少し逆行したイメージでしょうか。
スターバックス
美味しいですよね、スターバックス。
現在のロゴはシンプルで、明快で、おしゃれで、言うことないですね。
ただ私はこれを見たときに、真ん中の方の全身、あ、そうなってたんですねと思ってしまったことは内緒です。
ペプシコーラ
立体から平面的への変化が明白にわかるのがペプシコーラのロゴです。
身近すぎて違和感なく感じていましたが意外と変わっているんですね。
Google(グーグル)
こちらもだんだんとフラットになっていく様がわかりますね。
こうみると不思議なのがカラフルなのに違和感ないところですね。
日本が世界に誇る国内メーカー・ブランドのロゴ
TOYOTA(トヨタ)
創業当初はトヨダ、なんですね。
真ん中のは一般公募にて採用されたロゴのようです。
SONY PlayStation
こちらはロゴの変更、というより新機種の発表と共に進化していっている形ですが、初代のPとSが繋がっているロゴはずっと不変なのがすごいです。
おまけ
企業ロゴもそうですが、わかりやすいのがiPhoneのアイコンです。
以下はiPhone4とiPhone14のホーム画面の比較なのですが、当初はよりリッチで本物に近い形を再現していたのに対し、今ではわかりやすさ重視のアイコンに統一されているのがわかります。
さいごに
様々なロゴの変化をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ロゴを変えるタイミング等は企業によっても様々で、決まりはありません。
なにか会社の区切りや新しいスタートを始めるときなんかでもいいかもしれません。
私達もロゴ制作に関するアドバイスや提案、作成をすることが可能ですので、気になった方はぜひお問い合わせください。
ロゴ製作費については、①コンセプトメイクから行う、②コンセプトは既に決まっていてデザイン化だけを行う。作成パターン数、修正回数制限の有無などによっても前後しますが、10万円~30万円ほどとなりますので、ご参考になればと存じます。
引用元
What 13 famous logos tell us about the evolution of design
https://webflow.com/blog/famous-logos
【豆知識】登録商標の変遷
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/products_technology/vehicle_lineage_chart/trademarks_and_emblems/index.html
PS5のロゴが公開されたこのタイミングで、歴代PlayStationのロゴを振り返ってみる
https://www.masurao-channel.com/entry/2020/01/08/080000
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