# First Challenge. Generative AI
生成AIの技術を
"髪"というジャンルに特化し活用した
ヘアスタイルシミュレーションアプリ
AI Hair Genie
初期リリース日: 2023/12/05
対応OS: iOS, Android
サービスサイト: aihairgenie.infigate.net
Apple App Store: AI Hair GenieをApp Storeで
GooglePlay: AI Hair GenieをGooglePlayで
ブログサイト: Hair Genie magazine
サービス概要
自身の顔写真の髪型を好きなスタイルに変更することが可能。
AIによりヘアスタイル部分のみを希望の形に生成することにより、「自分と似た人物」などではなく「自分の顔そのもの」で再現が可能なため、ヘアスタイルチェンジのイメージがしやすい。
ロングからショート、ショートからロング等も違和感なく自然な仕上がりの実現が可能で、かつAIの特性を利用し、「真正面」ではない顔写真にも自然に対応することができるのが特徴。
genieとはイスラム神話に登場する人の願い事を叶える精霊のことで、ヘアスタイルに魔法をかけてくれるアプリという意味でHair Genieとしている。
アウトプットサンプル
メディア出演や実績
・札幌市エンジニア発掘育成プログラム「STANDOUT」に採択
・GMOインターネットグループ ConoHa byGMOよりGPU機器の開発支援
・AIWebメディアLedge.aiへの掲載
・STV札幌テレビ「どさんこワイド」にて特集
技術スタック
・JavaScript(ReactNative)
・Python(FastAPI)
・Generative AI(StableDiffusion, Lora)
解決すべき課題やきっかけ
イメージチェンジでの失敗をなくしたい
女性の身だしなみに対する意識で、最も重視される要素は髪型、髪色である。
また、「イメージチェンジをしよう」と思い立った際にまず変化を求める要素についても、メイク、ファッション等を差し置いて髪型、髪色が大半を占める。
イメージチェンジをしたい、違う自分になりたい、気分を変えたいといった思想は、ライフスタイルやモチベーションに大きく影響し、重要な位置付けとなる。
これらは特に季節の変わり目や、新たなスタートとなる、門出・節目に需要が高まる傾向にある。
しかしながら、「失敗した」経験が最も多いのもそれである。
失敗の原因には大別して2つ
・要望通りにならなかった = 美容師との意思疎通のミス
・要望通りになったが理想と違った = 理想のイメージと自身の特徴との不一致
※技術的なミス等は除く。
重要なイベントの直前に失敗体験をしてしまうとどうだろうか?
自身が思っているほど他者には見られていないものではあるが、問題なのは自己満足度である。
ヘアスタイルは容易に元に戻すことができないため、そのまま新たなスタートを切るのは
「失敗体験」として記憶と残る。そういった苦い経験談はネット上では無数に溢れている。
結果として、「美容室難民」といったおかしな日本語が生まれてしまう。
本サービスが叶える未来
「自分がどうなりたいか」を具現化するためには、まずは伝える部分を可視化する必要がある。
自身の顔でヘアスタイルを可視化することで、先述した失敗要因の2つをクリアすることが可能である。
つまり、美容院にて、顧客は「理想のイメージを見える化した状態」を美容師に安心して伝えることができ、美容師は「見える化が既にできていることで、顧客にあった具現化や提案に集中」することができる。
若年世代の「成功したいよりも失敗したくない」という時代のニーズともマッチしている。
美容院でのトラブルを回避、失敗をなくし、快適なライフスタイルを実現させるために、AI Hair Genieは誕生した。
プロジェクトの展望
短期目標、国外へのリーチ。長期目標、ヘアサロンへの導入
本アプリは国の文化によらず楽しんでいただける特徴を持つ為、モバイルアプリのストアプラットフォームという全世界へ配信できる手段を有効活用し、アプリの言語をローカライズし国外へのリーチを進める。
上記は、弊社のミッションであるAIM FOR THE STARS WITH MADE IN SAPPOROに通じ、かつ本プロジェクトに協力いただいたSTANDOUTのテーマ「札幌から世界に」にも通じるため、マネタイズ手法の一つではなく弊社の大義として取り組む。
ヘアサロンへの導入は現時点でのAIの生成精度では技術的課題が多く存在するため、引き続きフィードバックの収集とアップデートを繰り返し改善を行うことで実現を目指す。